もうDIYでいいよ。

ザ・キッチン・タワー 1


 
 

一時愛読していた料理の基本書に『ボール・ザル・計量カップなど毎日使うモノは、すぐ手に届く所に配置しておかないと

料理がうまくならない』的なことが書いてあって、なるほど!なるほど!と思い、自宅キッチンもそうしようと決心しました。

 

しかし、狭い台所を見渡してみると、シンク上の食器棚はいっぱい…。それに、こういう毎日の必須道具を取り出す時は、

棚のドアをいちいち開くのではなく、サッと取り上げるようにしたいのです。

 

それが可能な場所は、自宅キッチンの場合、一カ所しかありませんでした。

 

上の画像が、その場所。左のフレンチドアと右のドア引き戸スペースに挟まれた幅わずか30cmの壁面です。

天井部に後で説明する開口部が見えます。壁面に立てかけてあるのは、”支持柱”で、これも後で説明します。

 

 

この場所に棚を作るのは、問題山積でした。

1) 左側のフレンチドア(この奥に洗濯機があります)を開ける邪魔をしないためには、幅が25cm程度しか確保できない。

2) 幅が狭い分、高い棚にしたいが、真上の天井にメンテナンス用開口部があり、突っ張り型・天井固定型の棚は無理。

   しかも、後ろの壁は引き戸スペースで、ドアの開閉のため、棚の固定に利用できない。転倒防止策が難しい。

3) 上記メンテナンス用開口部を利用する場合を考えて、簡単に移動・取り外しができる棚にしたい。

 

特殊なDIY家具(笑)に自信のあるヨナデンでしたが、この条件をクリアする棚はけっこう難題でした。

結局、取り外しのできる“棚ユニット”と、それを“支持する角材”という2つの部分からなる片持ち梁(カンチレバー)構造の

棚になりました。ややこしいですがが、図にするとこういうことです。2008年5月のヨナデン絵日記をお見せします(^ω^*) 

 

 

(このプランでは、棚の下にシンプルヒューマン社のゴミ箱を置く予定でした。しかし、上にオヒツなど調理器があることと、

『ザ・キッチン・タワー3』で説明しますが、チッキン内にこのゴミ箱を置く必要が無くなったため、変更になりました。)

 

 

この棚に置けるものは限られているので、毎日必ず使う道具を厳選しました。

道具が厳選できたので、この際、その道具だけの取り出し・収納専用の棚にすることにしました。 

その道具以外は使えない棚になるので、便利な半面、リスキーでしたが、使い続ける自信があったのと、

一つ一つが独立した棚ユニットなので、いざとなれば作り直せばいいやという感じでした。

 

 

 それで、こんなオヒツ・パレット専用棚がある『キッチンで毎日使うものタワー』が出来上がり、もう3年になります。

 

 

『キッチンで毎日使うものタワー』の構成は以下のとおりです。

ここでお願いですが、これは一応『タワー』ですので、棚の数え方を、『段』でなく『層』と呼ばせてください(^_^;)

 

第5層)  バーミックス: 毎朝コーヒー豆を挽く。トレーニングジム用のプロテインドリンク撹拌用。調理用。

第4層)  オヒツ・パレット: 『ご飯をおいしくいただきたいプロジェクト』参照。

第3層)  ボール・ザル一式/しゃもじ: 毎日、調理やお米研ぎに必ず使用。

第2層)  ゴミ・ポケット用ビニール袋替30枚/MONOケトル

第1層)   シンク排水口生ゴミ受け用ネット替30枚/KAMADO(炊飯鍋)

地上層) 常温保管野菜カゴ

 

 

この第1層・第2層に関係のある話を、次回から2回ほど連続でお話したいので、

ちょっとタワーの製作から寄り道しますが、お許しいただいてお付き合いください。

 
 
 
 

   『ザ・キッチン・タワー 2 』  (キッチンの定番課題『フキンと生ゴミ』。まずフキン問題を解決)

   『ザ・キッチン・タワー 3 』  (キッチンの定番課題『フキンと生ゴミ』。生ゴミ問題を解決)

   『ザ・キッチン・タワー 4 』  (省スペース・キッチン棚『キッチン・タワー』の支柱作り)

   『ザ・キッチン・タワー 5 』  (省スペース・キッチン棚『キッチン・タワー』の完成まで)

  『キッチンストックの工夫 1 』 (調味料ビンのキレイに並べる。野菜を便利に保管)

   『キッチンストックの工夫 2 』 (コーナーの回転式棚を有効に使う容器のDIY)

   『ワイヤーネット・吊る美学』 (キッチン用にワイヤーネットを上手く使う)

  『ブラバンシアひと工夫』 (ゴミ箱とゴミ袋が合わないとお嘆きの人向き)

  『バーミックスの弱点』 (バーミックスでコーヒー豆を挽いていますが‥)