ワイヤーネット・吊る美学
キッチン用にワイヤーネットの利用を考えている方は多いんじゃないでしょうか。
100均で専用コーナーがあるほどで、手軽に入手できますが、
ただ、実際に利用するとなると、
出来栄えに満足のいく結果が出るまで、結構苦労することがあります(^д^;)
今回は、このワイヤーネットを使った、ヨナデンのキッチンの事例をレポートします。
取り付けの難関。吸盤よ、夜中に落ちるな!
ワイヤーネットを使い始めて、まず取り付けの段階でつまずきました。
下の画像の取り付け金具の吸盤が、よく落ちるのです。
タイルの方形より一回り小さい径の吸盤を数種類、試しましたが、全部ダメでした。
固定して、しばらくの間は安定していて、一週間くらい後に突然落ちるのが、精神的に
かなりダメージがあります。特に夜中。キッチンの方向からガシャーンという音が‥(^д^;)
それから、吸盤金具でイヤなところは、ネットとタイル面の離れ具合が、しっくりした感じに
ならないのです。近すぎて、タイル面にネットの鬱陶しい影が落ち、見た目が目障りです。
それで、とうとう、DIYでアタッチメントを作ることにしました。
タイルの方形にピッタリ合わせ、同じ色でペイントした木工のアタッチメントを
超強力な両面接着シートで固定します。
4個セットで、調味料ビンまで載せた90cm×45cmの大型ネットを、長年支えています。
ネットとの接点は、下の画像のようにクッション性のある黒のウレタンをギュッと挟みこんで
ガタつきがないようにしています。クリーム色に黒の接合面がアクセントになっています。
ネットとタイル面の離れ具合が、いちばんキレイに見える位置で、アタッチメントの
出っ張り具合を決めました。ネットは簡単に外せて、タイル面の汚れ拭きもラクです。
なにげに吊るした道具がサマになるようにしたい
次にキッチンツールを吊るす際のレイアウトですが、
必要な調理道具を必要な場所に吊るすだけのことでも、センスある人が行なうと違います。
スタイリストの高橋みどりさんと、布作家の早川ユミさんの事例を見てみましょう。
まあ、比較するのも厚かましいワケですが、ヨナデン・キッチンでも、『吊るすセンス』に挑戦しています。
ワイヤーネットの良い点は、道具の形に合わせて配置を自由に出来ることです。
一列に吊るすより、ちょっと上下にズラすと、案外ピタッと収まったりします。
便利だと思うツールを試してみては、入れ替え組み換え、定番が決まってくるまで試行錯誤できます。
現在、45×45cm、40×60cm、45×90cm の3面ネットで、良く使う道具は、料理中や洗いモノ中に
手を伸ばせば、すぐ手に取れるようにレイアウトしています。
まずは使い勝手が良い配置。それが見た目にも美しければ、なお良いという心構えです。
ツールをネットに引っ掛けるためのジョイント(フック)ですが、下の画像のように、
ツール自体取っ手つきのもの、別途用意するフック金具、ワイヤーカゴ状のものと
色々あります。右二つの出っ張りの高さがちがうフック金具は重宝していますが、
『実感比較!道具街(東編)』 で紹介した合羽橋の『マセグチ』さんで購入しました。
吊るすためのワイヤーネットではなく、カゴ状にして野菜の保存用に使ったりもしています。
このカゴは、 『キッチンストックの工夫 1 』 で紹介していますので、是非ご覧ください。
以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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