宙に浮く曲げワッパのオヒツ
ご飯が美味しいプロジェクト / キッチン / 愛着モノ
2011.09.30
もう4年、曲げワッパのオヒツでご飯をいただいています。
炊飯ジャーで保温せずに腐ったりしないの?と思われるかもしれませんが、このオヒツを利用して以来、いちどもご飯が
わるくなったことはありません(24h以内に食べています)。盛夏でも、翌日に持ち越して問題なく食べています。
曲げワッパのオヒツに蒸らし終えたご飯を移し、しばらくすると確実にご飯が美味しくなります。
オヒツ自体が仕上げ用の『調理機器』のようで、水分量とお米の粘度の調整をしてくれる実感があり、満足しています。
画像は6寸(2合)のオヒツですが、なにかヘンな台の上に乗って、宙に浮いたような格好ですよね。
これが今回フィーチャーするヨナデン製DIY、『オヒツ・パレット』です(^_^;)
さっき、曲げワッパのオヒツに満足しているって言っといて、なんで、こんなモノを作ったかって?
理由は3つあります。
①オヒツに熱いご飯を移して、オヒツをどけて見ると、テーブルが丸く濡れていて、オヒツの底も濡れています。
底のふちの円周がテーブルにぴったりくっついているので、上げ底になった下の空間の空気が遮断されるからです。
これが、なんとなくイヤでした。これはヨナデンの思い込みではなく、曲げワッパを作る職人さんも考えておられて、
高級なものでは『脚付』があり、底に熱や水蒸気がたまらない工夫をうたってある商品もあるほどです。
このパレットで風通しを良くし、曲げワッパの通気性能を最大に高めようとしました。
②オヒツが持ちにくいということ。テーブルから持ち上げる時は、指を底にほじるように差し込み、同時に親指でふたを
しっかり押さえて、持ち運ぶ動作になります。手が脂っぽいときは、はっきり指紋が木肌に残り、なかなか取れません。
これも、なんとなくエレガントじゃないなと思っていました。
③ヨナデン家にもたまに来客があり、ご飯を出します。その時、遠慮なく、お客様が自分で”おかわり”をしてもらいたい
ので、オヒツをそのままテーブルに出したいのです。特に五目ご飯などは、オヒツそのものをテーブルの主役にしたい
ので、ハダカでオヒツを出すより、すこし工夫があったほうがいいなと思っていました。
オヒツというと家族内々の食事場面で目にはついても、人様の前に出すべきものではないという考えもあるでしょうが、
この曲げワッパのオヒツであれば、おもてなしの役目は立派に果たせると思います。ヨナデンは6寸と7寸のオヒツを
持っていて、6寸を普段使いに、7寸をおもてなし用に使っています。それも6寸が普段使いだから出せないというの
ではなく、7寸が単に容量が大きいからです。曲げワッパのオヒツはていねいに使えば、驚くほど美しさを保てます。
現に下の画像は6寸ですが、こうして意匠の同じしゃもじセット(これも木部はDIY)とテーブルに出せば、来客にも
失礼な感じ無く召し上がっていただけると思うんですが、どうお感じになりますか。
オヒツ・パレットは、”神代ケヤキ”で作りました。銘木とされる木材で、非常に硬くて加工が大変ですが、丈夫で、
長く美しい木肌を保ちます。無垢の木肌ですが、表面に荏油(えあぶら)を塗って仕上げています。
え? 右画像の突出した支持柱が階段状になっているのは何故かって? よく聞いてくださいました(^ω^*)
オヒツ・パレットは、6寸(2合)ワッパと7寸(3合)ワッパの両方に対応しているんです。
普段は、このオヒツは、特集記事にある『キッチンで毎日使うものタワー』に、パレットごと格納してあります。
このオヒツ・パレットを使い出して3年になりますが、オヒツを掴んで指紋が木肌に残ってしまうことがほとんど
無くなりました。これは推測ですが、曲げワッパのオヒツが黒ずむ原因の一つは、毎日触る手の脂のせい
じゃないかと思ったりします。オヒツ自体もパレットに守られているせいか、長年使ってもそれほど汚れが無く、
一度メンテナンスに出したことがあるのですが、業者の方が年数の割りにあまりにきれいだと驚いておられました。
さて、このエントリーは『ご飯をおいしくいただきたいプロジェクト』第一弾です。
次回は、発芽玄米についてフィーチャーします。
『発芽玄米に合う献立5選』 (どれも美味しい超オススメの献立。ご飯が進む進む)
『発芽玄米を毎日食べる 1 』 (DIY発芽装置で24時間で玄米→発芽玄米に)
『発芽玄米を毎日食べる 2 』 (発芽玄米の洗い方から炊飯方法まで詳細に解説)
『市販の発芽玄米 食べ比べ』 (市販の5種類の発芽玄米を徹底比較。差が出ました)
『窓枠に小さな棚を作る』 (窓枠利用で15cm幅の棚を作るだけで便利)
『木ぐるみコンセントタップ』 (リビングの延長タップが見苦しいので‥)
『キッチンストックの工夫 1 』 (調味料ビンのキレイに並べる。野菜を便利に保管)
『キッチンストックの工夫 2 』 (コーナーの回転式棚を有効に使う容器のDIY)