ザ・キッチン・タワー 2
画像は棚ユニットを作成中の時のものです。左から第3層・第5層・第4層の各棚です。
ところで、今回から2回に分けて、ちょっとキッチン・タワーの製作から寄り道しますが、台所の基本的な難問題との
格闘歴についてお話します。この話は、最後にキッチン・タワーとつながります。
そもそも、本来はルーズな性格のヨナデンがキッチンで毎日料理を続けるには、困った問題が2つあったのです。
それは、 問題でした。
“ふきん”は、もちろん洗った食器を拭いたり食材を絞ったりダシをとったりする、台所の必需品であるアレです。
毎日、清潔なフキンを用意するということが、高すぎるハードルでした。
ヨナデン母は、フキンだけを漂白・除菌剤に浸けて毎日洗って干すことを普通に続けていましたが、これはとても無理。
できることは、ある程度まとめて洗濯機で洗濯・乾燥という方法でしたが、もちろん衣類と一緒には洗えません。
別に洗うことがめんどくさいし、まとめて洗うといっても食べ物ヨゴレが付いたフキンをそう長く置いておけません。
“フキン維持計画”にチャレンジしては失敗してきました。
“生ゴミ”問題は、説明もいらないと思いますが、毎日となると大問題なんです。
以前は、シンクの排水口の生ゴミ受けに当然のように溜めていましたが…。これが、すぐ溜まって…。
それで、ゴミ箱に直接生ゴミを捨てるようにすると…
試行錯誤の末、思い切ってシステムを3年前にこう変えました。
まず、フキンの役割を全面的にロールのペーパータオルに切り替えました。
ホルダーを2連式で取り付けます。別に2連式でなくてもいいんですが、こうすると頻繁にロールを補充しなくて済みます。
ペーパータオルは安売り時にネットでまとめ買いして、1ヶ月分(ヨナデンの場合12本程度)はストックしています。
ロールホルダーを毎日利用するようになって、気づいたことは、片手でロールを引き出してミシン目で切り取るという
基本的なことがちゃんとできるホルダーが、きわめて少ないということでした。
ロールを引き出す時、必要以上にビロンと紙が伸び出てこないためには適度にロールに摩擦を与えないといけません。
逆に摩擦がありすぎると、ロールが回し難かったりミシン目以外で紙が破れたりします。さらにミシン目で切り取る時には
ホルダーに斜めの力が加わります。その際、ロールを固定しているアームが緩んでロールが外れて落ちてしまうものも
ありました。どのホルダーも一応それらしい対策はしてあるのですが、満足できるものはありませんでした。
それで今は、下の画像にあるような補助バーを、DIYで作り使っています。
これは径10mmの丸棒で、アームが広がらないようにストッパーの役割をすると同時に、ロールの上に常に乗っかって
適度な摩擦をロールに与え続けてくれます。これでやっとホルダーの使い難さは解決できました。
ペーパータオルは、食器拭き、食材の水気切り、ダシとりのフィルタなど、ほぼフキンの代用になるし、
網焼きグリルの下に敷いて水を含ませると、魚の脂を吸ってくれるなど、紙ならではの便利な使い方もできます。
それで、ペーパータオルを節約しています。洗った食器を拭いた後は湿っているので、汚れを取るのにちょうどよく、
①電子レンジのトビラの裏側②ゴトクを外してコンロまわりと壁、最後に③シンクの順に拭き掃除しています。
捨てる前のペーパータオルで掃除するようになって、キッチンがかなりキレイに保てるようになりました。
これを別途、掃除として行うことの環境負荷を考えると、それほどエコに反していないんじゃないかと思っています。
しかも、ペーパータオルを使い出してから、生ゴミの悪臭に関しても予想外の効果がありました。
それについては、次回の生ゴミ問題解決策でお話します。
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『ザ・キッチン・タワー 1 』 (調理に必要な道具をすぐ取り出せる省スペース棚をDIYで作る)
『ザ・キッチン・タワー 3 』 (キッチンの定番課題『フキンと生ゴミ』。生ゴミ問題を解決)
『ザ・キッチン・タワー 4 』 (省スペース・キッチン棚『キッチン・タワー』の支柱作り)
『ザ・キッチン・タワー 5 』 (省スペース・キッチン棚『キッチン・タワー』の完成まで)
『キッチンストックの工夫 1 』 (調味料ビンのキレイに並べる。野菜を便利に保管)
『キッチンストックの工夫 2 』 (コーナーの回転式棚を有効に使う容器のDIY)
『ワイヤーネット・吊る美学』 (キッチン用にワイヤーネットを上手く使う)
『ブラバンシアひと工夫』 (ゴミ箱とゴミ袋が合わないとお嘆きの人向き)
『バーミックスの弱点』 (バーミックスでコーヒー豆を挽いていますが‥)