もうDIYでいいよ。

ザ・キッチン・タワー 3

 

 画像は、第1層2層の棚の接合テストをしているところです。棚の奥に、ステンレスのカトラリー・スタンドがはめ込んで

ありますが(100均で一個200円でした)、ここに、今回お話しするゴミ・ポケットのビニール袋の替え、シンク排水口の

生ゴミ受けネットの替えを、それぞれ入れています。何も考えずに直ぐに取り出せるというのが、ポイントです。

 

 

さて前回、ルーズな性格のヨナデンがキッチンで毎日料理を続けるうえで困っていた“フキン”問題を、ペーパータオルで

なんとかクリアしたというお話でした。

 

 

今回は、もう一つの問題、”生ゴミ”問題の解決策です。

 

 

まず、シンク排水口の生ゴミ受けに生ゴミを溜めることを全面的にやめました。

 

排水口のゴムのフタ自体を取り替えて、大きな生ゴミは入らないタイプのフタにしました。

この日から、極端にヌルヌルした生ゴミ受け洗いを経験せずにいます。それでも細かいゴミは溜まるので、

この生ゴミ受けはあなどれません。ネットをこまめに交換しています。というか、このタイプのフタは、上から

丸見えなので、ゴミが溜まると見苦しく、ネットを替えざるをえません。ネットはストッキングタイプのものが一番

使いやすいと思います。替えネットは『キッチンで毎日使うものタワー』の第1層に置いています。

 

 

次に、シンクの生ゴミをすぐに移して、小分けして処分できる市販のゴミ・ポケットをシンクに隣接して

取り付けます。市販のゴミ・ポケットというのはこのようなもので、ホームセンターなどでよく見かけます。

 

 

ところで、このタイプの小型ゴミ箱は、付属のフックをシンク下の納戸取っ手に引っ掛けるタイプが多いため、

そのままでは、左図のような感じになって、やや外側から斜め下に向かってゴミを入れるポジションになります。

でもシンクから一旦ゴミを持ち出して、ある距離をおいて捨てるのであれば、床にあるゴミ箱と変わりありません。

せっかくシンク側に取り付けるのであれば、右図のように、シンクのテーブル面の真横に、同じ平面上で置いて、

生ゴミが発生した時点で(つまり野菜などを切って切りクズが出た時点で)、間髪をおかずに、ワン・アクションで

ゴミ・ポケットにどんどん手づかみで移していけば、生ゴミが濡れるスキを与えませんし、ゴミの入れこぼしが無い

ため、ゴミ・ポケットの周辺を汚しません。

 

 

その改良DIYの様子です。 これは、3年前に作ったモノの再現VTR的演出ですので(^_^;)

登場するものにちょっとクタビれたところがあるかもしれません、その辺はお許しください。

 

まず、じゃまなフックを取り外します。このフックがあると、ビニール袋をかぶせたとき、完全な折り返しができず、

ビニール袋とゴミポケット内面にスキマができ、生ゴミが入り込んで、汚れる原因になります。

フックの穴は、ホームセンタで売っているこんな穴隠しキャップで塞いでしまいます。

 

 

 

次に、ゴミポケット上面がちょうどテーブル面と同じ高さになるように位置を計算して木材でアタッチメントを作り、

取り付けます。ゴミポケットは、シンク下の納戸の扉上端に沿わせてあり、左右に動かすことができます。

 

 

 

ここからが肝心です。ゴミポケットにピッタリ折り返しで装着できるビニール袋を探し出すのに時間がかかりました。

ゴミポケットを汚れから守るカギは、このビニール袋にあるといっても過言ではありません。ちょっと折り返し部分が

長いように思えますが、袋の口を結ぶのに余裕が必要ですし、この折り返しの余裕が汚れを防いでくれます。

日本サニパック株式会社さん、どうかこのビニール袋を製造中止にしないでください(^_^;)

 

 

ゴミ・ポケットがいっぱいになると直ぐに袋の口を結んで、大型のゴミ箱に捨てます。

替えのビニール袋は『毎日使うものタワー』の第2層に30枚スタンバイさせていますので、

10秒ほどで、新しいビニール袋の装着は終わります。

 

 

右の大型ドラム型のゴミ箱が、『ザ・キッチン・タワー 1 』のヨナデンの2008年の日記に登場した30ℓのシンプル・

ヒューマン社のラウンド・ステップ・カンです。手前の赤い方をキッチン用に使っているのですが、この大型ゴミ箱は

キッチンから外に出せないと思っていました。なぜなら、生ゴミのニオイが気になるから。

だから、最初の計画では、キッチン・タワーの下半分は、このゴミ箱の設置場所にするつもりでした。

 

でも、このゴミ箱をキッチンの室外(リビングの端)に出せるようになって、タワーが下まで使えるようになりました。

どうしてかというと、ほとんど生ゴミ臭がしなくなったからです。

このゴミ袋の中身が、生ゴミと、前回お話したペーパータオルとの混在物であることが、大きな原因かと思います。

実際には、こんなにハッキリ層になっていませんが(^ω^*)

 

 そのため、生ゴミからの液漏れがペーパータオルに吸収され、ゴミ袋から液が浸み出すことが、

ほぼ無くなりました。生ゴミが小分けで包まれ、しかも液漏れがなくなったことが、勝因だったようです。

ゴミ出しは3日に一度で済んでいます。

 

【注意】この方法は自治体のゴミ分別基準によって使えない場合があります。東京都でも数年前まで

ビニール・プラスチック類と生ゴミを分別しなければならなかったため、この方法は使えませんでした。

 

次回から『毎日使うものタワー』の製作話に戻ります。

 

  『ザ・キッチン・タワー 1 』  (調理に必要な道具をすぐ取り出せる省スペース棚をDIYで作る)

  『ザ・キッチン・タワー 2 』  (キッチンの定番課題『フキンと生ゴミ』。まずフキン問題を解決)

   『ザ・キッチン・タワー 4 』  (省スペース・キッチン棚『キッチン・タワー』の支柱作り)

   『ザ・キッチン・タワー 5 』  (省スペース・キッチン棚『キッチン・タワー』の完成まで)

  『キッチンストックの工夫 1 』 (調味料ビンのキレイに並べる。野菜を便利に保管)

   『キッチンストックの工夫 2 』 (コーナーの回転式棚を有効に使う容器のDIY)

   『ワイヤーネット・吊る美学』 (キッチン用にワイヤーネットを上手く使う)

  『ブラバンシアひと工夫』 (ゴミ箱とゴミ袋が合わないとお嘆きの人向き)

  『バーミックスの弱点』 (バーミックスでコーヒー豆を挽いていますが‥)