もうDIYでいいよ。

玄関をクラシックモダン化 3


 

前回(『玄関をクラシックモダン化 2  』)の続き。

落として割ってしまった柱頭のレプリカをリサイクルして、玄関の家具を作ります。

今回は、破片をつなぎ合わせて形を整え、玄関家具の構成材のカーブ(上の画像)を決めるまでをレポートします。

 

 

細かい破片を、下図のブルーの部分ごとに復元して、玄関家具とサニタリーの棚のオーナメントにします。

 

玄関家具の完成画像です。縦置きにすることで、高さとコンパクト性を持たせました。

詳しい紹介は『玄関をクラシックモダン化 1 』をご覧ください。

 

 

サニタリーの棚のBOXの隙間を飾るオーナメントの完成画像です。

割れ目はワザと修復せずに考古学の展示物のような雰囲気を出そうとしました。

このオーナメントは『イケアの水差し3姉妹』、『エコカラットの壁面』で、全体の姿がわかりますので、

あわせて、ご覧になってください。

 

 

では、破片を復元する作業から始めます。 板で土台を作り、紙粘土で凹凸を合わせて乾燥後、動かないように、

多機能接着剤とエポキシパテで張り合わます。パテで継ぎ目を埋めて塗装すると、継ぎ目は分からなくなります。

 

 

玄関家具に入れ込む柱頭部分の復元が終わった時点で、柱頭のカーブに合わせて、木部の図面作りを行います。

木部が10mmほど彫刻より前に出るようにすると、半径625mmの円弧にすればよいことがわかりました。

 

 

簡単な図面です。木部は厚み25mmの合板で作ります。効率の良い木取りの方法も同時に考えておきます。

 

 

木部の各パーツを切り終えました。この時点で脚部をどうするかは、まだ決めていません。

とりあえず、本体の組み立て作業に入ります。 以下、次回に続きます。

 

  『玄関をクラシックモダン化 1 』   (狭い玄関に置く縦長のクラシック・モダンな家具を作る)

  『玄関をクラシック・モダン化 2 』  (メトロポリタン美術館で買った柱頭のレプリカを壊すまでの話)

   『玄関をクラシックモダン化 4  』    (クラシック・モダン家具の実際の製作。カーブのヤスリがけ)

   『スリット家具は七難隠す』 (効果的に隠しながら閉鎖感のないスリット家具のDIY)

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  『中世風の書見台を作る』 (リビングに飾る中世の美術書の展示台も兼ねる書見台)