DIYで食器棚ストッパー
キッチンの食器棚は、地震の際に中のモノが飛び出さないよう注意しておく要チェック・ポイント。
棚の扉用のストッパーでは、『耐震ラッチ』と呼ばれる振動でロックされるタイプのものが便利ですが、
傾きを感知する微妙なシカケのせいもあって、トラブルを時々耳にします。注1)
ヨナデン宅のキッチン棚扉は、耐震ラッチではなく、もっと原始的な方法(^Д^;)で、ロックするように
しています。今回は、余った木材で手作りした、DIYストッパーをご紹介します。
3つの扉をまとめてロック
閂(カンヌキ)型ストッパー
もともと、このストッパーは、地震用のロックが目的ではありませんでした。
『キッチンに立つ時間を決めて、それ以外は食器棚を使わない』という自己管理だったのです。
というのも、料理に凝りすぎて四六時中何か作っていた時期があり、これはアカン!!と思い、
自宅キッチンのOPEN時間を明記したストッパーで棚をロックしていました(^Д^;)
現在は、料理への情熱もほどほどに冷めて、この時間は守っていませんが、
ロックのクセがついたおかげで、夜中に地震が来ても、食器棚のことは安心していられます。
このストッパーの裏側にはマグネットがついていて、キッチンで作業中は、レンジフードに
ピタッと収まるようになっています(マグネットの上には円形にあわせた接着シートを貼って
あり、レンジフードの金属面を傷めません)。
それで、食事も洗い物も済むと、カンヌキをかけるように扉をロックして、
ハイ、今日のキッチン終了となります。
レンジフード側面のネジ穴を利用した
フック型ストッパー
これは、扉の取っ手をフックして固定するタイプで、ゴムひもを適当な張力に調節する
必要があり、調整用の留め具として、モンベールやノースフェイスなどのアウトドア・
アイテムの『コードロック』を利用しています(使ったのは、中央の球タイプ)。
ストッパー自体の固定は、扉の横のレンジフード側面のネジ金具を取り替える
ことで解決しました。既成のネジ穴径にあったボルトを見つける方法は、別記事
『本の落下を防ぎたい 1 』 を参照してください。
このフック・ストッパーもカンヌキ・ストッパーも、外見をある程度
デザインしたのは、使わない時も使っている時も目に触れるからで、
愛着を持てるように工夫することも、長く大切に使うコツだと思います。
以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。
『本の落下を防ぎたい 1 』 (本の棚からの引き出しを邪魔しないストッパーとは?)
『本の落下を防ぎたい 2 』 (落下防止ストッパーの取り付け工夫とパテの使い方)
『実感比較!浄水器と蒸留水器』 (水道水の放射能汚染騒ぎ以降、蒸留水器を使っているが‥)
『蒸留水器をカスタマイズ』 (使う水量は夏冬違う?一年でわかった蒸留水器のノウハウと改良)
『キッチンストックの工夫 2 』 (コーナーの回転式棚を有効に使う収納容器のDIY)
『ワイヤーネット・吊る美学』 (キッチン用にワイヤーネットを上手く使う)
注1) 耐震ラッチのトラブルとしては、ロックがかかった後、解除できない(解除の仕方がわからない
場合も含む)というのが多く、また東日本大震災や阪神大震災の事例で、耐震ラッチを過信し
すぎないという教訓もあります。もちろん耐震ラッチが大変役立ったという事例も多くあります。
YKK AP のサイトQ&Aより 『地震の後、扉が開かなくなった』←link
crearstyle さんのブログより 『家具の耐震ラッチは万能?』←link