DIYサイト instructables
以前、DIY作品の投稿サイト 『hometalk』(←link) をご紹介しましたが、
今回は、同じくアメリカのDIYの投稿サイト 『instructables(インストラクタブルズ)』(←link)
から、印象的なDIY作品を4点、鑑賞したいと思います。
instructablesは、工学エンジニアの Eric Wilhelm が2005年に運営を開始したサイト。
step1、step2、step3のような順番で、制作手順が詳しくわかる工夫もされています。
元素の周期表そっくりの
スパイス・ハーブのマグネット・ホルダー
SinginLow さん投稿記事
Magnetic Periodic Table of Herbs and Spices (←link)
キッチンに置くスパイスやハーブは、数が多いので使いやすい並べ方に苦心しますが、
壁にマグネットで容器をくっつけるタイプでは、画期的デザインのホルダーです。
Co(コバルト)・Cu(銅)・Al(アルミニウム)など周期表でおなじみの記号が、
Co(コリアンダー)・Cu(クミン)・Al(オールスパイス)に変わっています。
元素と全く違う記号も多いですが、全体的に凝ったデザインで色使いも素敵です。
容器の透明なフタから見える素材の質感や黒い2文字ロゴも、お洒落。
元のメンデレーエフ周期表は、希ガスなどの族(family)の色分けが特徴的ですが、
こちらでは、アスパラガス目などのハーブの分類で、雰囲気を出しています。
市販の装飾材(廻縁モールディング)を
利用した、壁面用の優雅な小棚
hoodwoodwork さん投稿記事
Make a Crown Molding Shelf (Picture Ledge) (←link)
instructablesの投稿画像を見ていて、いかにもアメリカらしいと思うのは、対象物の
撮影アングルがけっこう雑で、背景などがホコリっぽい感じで写っていても気にしない
おおらかな画像が多いことです。この棚も、置いてある物などが適当で、もっと演出
すれば、かなり美しい棚の画像が撮れるのに、もったいない気がします。
市販の廻縁装飾材(クラウン・モールディング)を、45度でナナメカットして組み合わせ
ます。下の黒いプラスチックのガイドのような道具で固定、正確に45度にカットします。
接合部を接着、天板と底板を取り付け、接合部に隙間ができないようモールディング、
やすりがけをしてなめらかになれば塗装に入ります。
hoodwoodwork さんは、塗装の際、光沢の出るスプレー塗装は避けるよう忠告。
プラスチックのような安物感が漂い、品がなくなるとのこと。
ホームセンターにあるような、ボルトとナットの
サイズ測定パネルを自分用に作ってしまうDIY
92greenyj さん投稿記事
DIY Nut And Bolt Sizer(←link)
過去記事『本の落下を防ぎたい 1 』(←link) で、自宅のネジ穴に合うボルトを見つける
手段として、ホームセンターの実物見本のサイズ測定パネルで調べる方法をご紹介しま
した。 ボルト径はノギスで測れるのですが、ネジピッチの違いもあり、実際に当て嵌めて
みるのが一番なのです。この時はW(ウィット)規格の1/4だと判明、その場で購入。
92greenyj さんも、同じことを語っていて、アメリカのホームセンターのサイズ測定
パネルを載せておられます(下)。そして自作のサイズ測定パネルがその下。
ボルト・ナットを対にして、それぞれの規格とサイズが判るようになっています。
上の『SAE』は、アメリカ自動車技術会(Society of Automotive Engineers)の
規格、下の『METRIC』は、いわゆるメートル規格のことで、最初の日本の画像
にあるISO(国際規格:International Standerd Orgnization)のメートル規格
と同様のものです。
透明プラスチック板の裏側に方眼を書き込んだ紙を貼ってレイアウトします(下)。
そこに、やすりで底面を平らにしたボルト・ナットを、強力接着剤で貼りつけます。
ゴムスタンプの乱れぐあいが、かえってカワイイ
小鉢用のプラント・ネーム・ピック
witandwhistle さん投稿記事
DIY Garden Markers(←link)
オーブンで焼いて硬化させるポリマー粘土を使った植物名のピック(マーカー)。
四角い棒状に形を整えて、土に突き刺しやすいように端をナナメにカット。
ゴム印で、自分の定番の植物名、パセリ・バジル・ミントなどを刻印します。
オーブンで硬化してしまうと、耐水性のあるプラスチック状のピックになります。
過去記事『銀のタグ・プレート(前編)』(←link) で、ヨナデンも銀粘土でゴム印を
利用しています。ゴム印は、一文字ずつ押し付けるため、よぼど慣れていないと
どうしても文字位置・押し圧力に差がでて、その『いびつ』な感じを持ち味にする
工夫が必要です。このDIYは、その『いびつ』感を非常にうまく活かしています。
以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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