もうDIYでいいよ。

実感比較!道具街(西編)

 

東京浅草近くの『合羽(かっぱ)橋道具街』と、大阪なんば千日前の『道具屋筋商店街』を歩き比べたよ。

西編は、大阪の千日前道具屋筋商店街をご紹介します。

 

東西道具街の場所と長さの比較は、『実感比較!道具街(東編)』をご覧ください。

西編では、道幅について大阪・道具屋筋商店街の長所からみてみましょう。

 

まず、下の画像が、東京・合羽橋道具街です。結構広い道路の両側にお店が850mにわたって並んでいます。

ここを歩くのは本当に楽しいのですが、歩行者の道幅はあまり広くありません。加えて商品の物流はこの道路から

行われるので、トラックが横付けされて時々搬入・搬出がなされており、歩きにくいこともあります。 

 

 

対して、大阪・道具屋筋商店街は、下の画像のように完全なアーケード型の商店街です。

商店街の長さは東京・合羽橋と比べてかなり短いのですが、両側のお店をゆっくり見て歩ける利点が

あります。各店舗は案外奥行きがあり、商品の物流を店の裏出口の道路から行っている例も目撃しました。

 

 

                     

では、道具筋商店街を北口から歩いて、実際の店舗を見ていきましょう。

商店街へのアクセスは難波駅から『なんば花月』を目指せば大丈夫だと思います。

 

 

 

 ①北口(なんば花月側)です。この『道』の看板を向いて、左手にあの有名な吉本『なんばグランド花月』

(入ったことないけど)、右手に大阪府上方演芸資料館『ワッハ上方』の入るYES・NANBAがあります。

YES・NANBAは、左画像のグレー壁で、これも吉本ビル。1~3Fが書店のジュンク堂なので重宝します。

 

 

 ②商店街を入って、左側にある『山加陶器』。陶器はもちろん充実していますが、

下の画像のように、多種多様な木のスプーンがそろっています。 

 

 

 ③『花月堂』本店。昭和21年から営業なさっています。染のれんなどの店舗装飾品のお店です。

店頭のビリケンさんにお賽銭をあげている人もいました。ビリケンさんは他のお店でも大活躍。

 

 

 ④『ゑびすや金物店』は、たこやき・たいやき・大判焼き・パンダ焼きなどの焼き型が超充実。

東京合羽橋道具街でも焼き型は見かけますが、たこ焼き器については本気度が違います。

 

 

 

 ⑤『大阪漆器』は、商品展示がとても美しい店舗です。ちょうど、大館曲げわっぱの弁当容器の

展示がありました。当ブログでも『宙に浮く曲げワッパのオヒツ』で大館曲げわっぱを紹介しました。

 

 

 ⑥『堺一文字光秀』は、有名な刃物専門店です。道具屋筋商店街での店の歴史は50数年ですが、

堺刃物自体は600年の歴史があるそうです。東京合羽橋道具街にも刃物有名店はありますが、

店構えの重厚さでは抜きん出ています。個人的には右のペティナイフの刀鍔(つば)のロゴと

『SAKAI  ICHIMONJI  MITSUHIDE』の刻印がお洒落だと思います。

 

 

⑦『堺一文字光秀』の前にあるのが『千田』で、家庭用・業務用の調理機器が充実しています。

特に、道具筋商店街には合羽橋のような製菓パン用品の単独専門店がありませんが、千田で

製菓用品が揃います。またグループ店として右の『GOODIES』があります。ここは、輸入調理

機器などがあり、合羽橋の『Dr.Goods』に、商店街での立ち位置が近いかもしれません。

 

 

 ⑧南口に近い『京屋・プロベスト』。食器店です。ちょうど特売日で、90~150円のお得商品が

山積みになっていました。

 

 

⑨南口(なんさん通り側)。ここで道具筋商店街は終点です。右の画像は、南口から日本橋

(大阪では『にっぽんばし』と発音します)方面になんさん通りを見たところです。この奥で、

なんさん通りは、今はかつての覇気に乏しい『でんでんタウン』や、それに代わって活気のある

『オタロード』と接しています。

 

 

 

難波駅から通天閣のある新世界への無料シャトルバス。『ハデやな~』

 

 
 
 

  『実感比較!道具街(東編)』 (東京浅草近くの合羽橋道具街を詳しく紹介)

  『キッチンストックの工夫 1 』 (調味料ビンのキレイに並べる。野菜を便利に保管)

  『キッチンストックの工夫 2 』 (コーナーの回転式棚を有効に使う容器のDIY)

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