どこでも階段(収納庫)
ヨナデン家のリビングには、DIYで作った
不思議な階段状の家具があります。
ロック式のキャスター(許重量各80kg)が
6個付いていて、あちこち動かしては、
脚立に使ったり、腰掛に使ったりします。
また、中が収納庫になっていて、木工DIY
のツール類や彫金・お香関係の道具類を
収納しています。
かなり前に作った家具ですが、
長年重宝している、この『どこでも階段』を、
シリーズでご紹介します。
(上の画像の彫金作業用丸テーブルは 『DIYで多機能テーブル』 参照)
まず、この家具を作ったキッカケですが、下の画像の『サービス・バルコニー』という名称の
ベランダの存在が、そもそもの始まりでした。
マンションにお住まいの読者の方なら、同じようなモノをお持ちかもしれませんが、
1.5m×1.5m程度の空間で、エアコンの室外機があるだけの出入りができない
ベランダがあるのです。
このベランダがあるおかげで、メインのベランダは室外機が無くて快適なのですが、
ちょっとこの空間がモッタイナイと前から思っていました。
もちろんベランダはマンションの共有スペースで、非難経路やメンテナンスの関係上
恒常的に私有物は置けないのですが、一時的にメイン・ベランダのモノを移動したり
する際、この空間が使えると便利です。
しかも、このベランダ、出入りできないと書きましたが、年に2回、出入りする必要が
あるのです。上の画像にあるとおり、給湯・床暖房用のガス設備の点検サービスに
東京ガスの方が、窓をヨイショと乗り越えてチェックされます。
それで、ベランダ側の出入りの工夫で、こんなモノを作りました。
2段ですが、人が乗るものですので、非常に頑丈に作りました。
ステップの面の形を工夫して、ガス設備のドアの開閉の邪魔にならないようにしました。
室内側の出入りの工夫で、『どこでも階段』が登場します。
まあ、このためだけに作ったのではなく、リビングで多目的に使えるよう
汎用性を持たせたわけですが、ベランダへの出入りが劇的に楽になった
ことで、東京ガスのスタッフの方も大変喜んで感心してくださり、新人の
点検員の方は、『この移動式の階段、この部屋の備品なんですか?』
と、真顔で尋ねておられました(^д^;)
脚立や階段として使っているとき、キャスターが動くとたいへん危険なので
ロックの安全性は、かなりチェックしました。
コーナーに固定する場合、6個あるキャスターのうち4個しかロックできませんが、
それでも、上でかなり激しく動いても大丈夫なことを確認しています。
以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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