なにげに超巨大プランター1
2~3m観葉木の大型プランター / リビング / 愛着モノ
2011.09.13
室内で大きな草木が青々と葉を茂らせているのを見ると、部屋の空気まで新鮮な気がします。
海外のインテリア雑誌や映画にも大型の観葉鉢が登場して豪華な雰囲気を演出していますね。
それにあこがれて(^_^;)、『超でっかいプランター』を作ってしまいました。その詳細を2回に分けて紹介します。
まず、作製にあたって、前提として7項目ほど決めていたことがありました。
1) 直径約60cm、高さ50cm、容量100リットル程度の既成の樹脂プランターをベースとすること。
※上の画像がホームセンターで買ってきたベースプランターで、今回、実際にDIYで作るものは、
このベースプランターを包み、土を入れた時の重さに耐える木製の外枠ということになります。
2) ベースプランターには水はけの必要からスリットが開いているので、水を受ける受皿を内蔵していること。
しかも、なんらかの仕掛けで、その受け皿から水抜きが可能なこと。
3) キャスターがついて、掃除などの際、簡単に移動できること。
※結果的には、2)3)の兼ね合いが今回難しかった所です。下の5)によって全体の高さが決定され、
2)によって下部に水抜きの構造を作らないといけなかったため、下部の空きを確保する必要があり、
オーバースペックですがキャスターは径125許容重量150kgのハンマーキャスターを使用しました。
4) 分解可能なこと。(これはヨナデン製DIYの共通項です。補修や持ち運びの必要がある場合、壊さないで、
より小さいパーツに分解でき、再度組み立てできる構造にしています。これは廃棄する場合も便利です。)
5) 横のソファの肘掛と同じ高さで幅広の”ラウンドふち”がついていること。
つまりソファに腰掛けたときコーヒーカップを置いたり、携帯を置いたりするちょっとしたテーブルがわりになること。
※結果的に画像のとおり成功しました。コーヒーとケーキ程度ならサイドテーブルがいらなくなりました。
6) プランターの場所はメゾネットの吹き抜け部分で、高さに余裕があるぶん草木は3m程度までは育てたい。
その際、育った草木とバランスがとれる安定感のある形状であること。
※結果的にソング・オブ・ジャマイカを植えました。現在、縦に伸びず横にばっかり育ってます。
7) 全体の意匠は、木工ではあるが”手作り風”ではなく、むしろ工業製品のような”そっけなさ”をスタイルにしていること。
(これもヨナデン製DIYの共通項です。できるだけ『手間ヒマかけて作りました』的な表情を出さない。DIYであることを
意識させない。それはDIYであることを隠すことではなくて、その部屋の備品として元々あったかのような『なにげなさ』
を獲得して、その家具の機能だけを堪能できるような、そういうDIYをめざしています)
以上の7項目を前提に作製を始めました。次回は細部の構造についてお話します。
『大型プランターに何植える?』 (室内大型プランターで育てがいのある16種類の植物の紹介)
『なにげに超大型プランター 2 』 (大型室内プランターの水ハケなどの工夫を紹介)
『どこでも階段(収納庫) 1 』 (脚立・兼、収納庫が、リビングを自由に移動)
『スライド丁番・収納階段』 (スライド丁番の調整法を知っておくと便利)
『DIYで多機能テーブル』 (キッチン補助・彫金作業台・料理サーブ・ノートPC放熱と多才)
『スリット家具は七難隠す』 (効果的に隠しながら閉鎖感のないスリット家具の効果)