マーブルケーキ断面研究
マーブルケーキをカットしたとき、その断面の模様がクッキリ綺麗だと
『オォ!』って思うことが、たまにありますよね。
そこで今回は、 手作りマーブルケーキの断面が、大胆かつ美しくなるように、
『チョコレート生地と白生地を、どのように型に流せばよいか?』
という、興味の範囲が狭すぎる話題の、DIY的工作記事です(^_^;)
例によって、ケーキのレシピとかは貧弱でございますので、ご容赦くださいませ。
マーブル模様の作り方は、いろんな方法があります。
ネットから二つのおすすめサイトをご紹介しましょう。
『美味しいパウンドケーキ作り方のコツお教えします/Sweets Clover』
このサイトの中で、『マーブル模様の綺麗な出し方』が、画像とともに解説されています。
チョコレート生地と白生地の合わせ方にコツがあるようで、中央に置いたチョコレート生地を
包み込むように白生地をかぶせ、混ぜ過ぎないように3~4回ゴムベラを動かし、最後に
一度にたっぷりすくって、生地をボトッと落とすように型に入れていくとのこと。
いかにもマーブル(大理石)らしい、日本の水紋のような、繊細な美しさです。
ここは、親切にも手順がYouTubeの動画で紹介されているため、非常にわかりやすい
サイトです。動画によると、まず白生地を、型のところどころに落とし、空いた箇所を
チョコレート生地で埋めて、最後に竹ぐしで、一通りかき回すようにして仕上げます。
チョコ・スペースの輪郭のゆるいカーブが美味しそう感を演出します。
以上、二つの例のどちらも素敵なのですが、繊細な模様作りは別の機会にして、
今回は、大っぷりな白黒パターンを極めたいと思います。
つまり、Anyrecipe.net の方向性を、さらに大胆にして、
『チョコ&白生地を全く混ぜず、入れる順番と位置を工夫するだけで、ステキ模様にする』
という、手抜きなんだかシンプルなんだか判らないテーマに挑戦します。
これを『マーブル』と呼べるかどうかは置いといて‥。
生地の材料は、薄力粉・卵・無塩バター・砂糖・ココア・ベーキングパウダー・バニラオイルなど、ごく普通の
モノですが、チョコ生地に入れるチョコだけは、結構多く(市販の板チョコ3枚分)入れて、湯せんで溶かします。
チョコの量を多くするのは、ホラ、左画像みたいに
チョコ濃度が異常に高い箇所が、チラホラあると、
すごくリッチな風味になるので、個人的に好み
なんです。そのかわり量は食べれませんけど‥。
白生地にサワークリームとホワイトチョコ1枚分を
入れると、チョコ生地に負けない風味になります。
生地の粘度もチェックポイントです。今回は、あの分かりにくい表現、『耳たぶ程度』です。
型に入れる時、ひとかたまりにボトッと落ちますが、しばらくすると低い方に流れ出すほどのユルさにしました。
試作①、超簡単な入れ方。真ん中に白生地を落として、その周りを、チョコレート生地でドーナツ状に囲みました。
いきなり全量の白生地を真ん中に落としてしまうと、底に流れてしまうので、2回に分けて入れました。
オーブンで170℃、42~3分程度焼きます。焼きあがると直ぐブランデーとメープルシロップをあわせたシロップを
表・裏・側面に、たっぷり打ち込んで、ラップに包み冷蔵庫に2~3日は放置します。
一晩冷蔵庫に入れただけで、撮影してしまったので、まだブランデーシロップが行き渡っていませんが、
試作①の断面はこんな感じです(タイトル画面参照)。
試作②。白生地を、チョコレート生地で斜めにはさむような感じで流し込みました。言い忘れましたが、
生地を流した後、空気抜きをする感じで、型を持ち上げて3~4回、テーブルに水平にストン・ストンと
落とす作業は必須です。その衝撃もあって、混ぜなくても、生地が少し入り組んだ模様になるようです。
試作②の断面。 若干固く焼いた感がありますが、それでも表面が苦くなくて、美味しく出来ました。
この断面パターンの乱れ具合が、ちょうど良いような気がして、今後の追求課題にしたい。
以上、長ったらしいエントリを読んでくださって、ありがとう。
最後まで読んでくれたアナタにできれば、このケーキ食べてもらいたい。
え? 『特に、いらない』って(゚д゚;)
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