もうDIYでいいよ。

折れ線つき冷凍ブロック 1

  

 

画像には、 なにやら、あやしげな木の仕切りバーとアルミバットが登場していますが、化学実験でも始まるんでしょうか?

いいえ。 これは、大量に作ったシチューやカレーをまとめて冷凍するために、ちょっとしたDIYで作った道具なんです。

 

もう、勘のいい方なら、お気づきだと思いますが、こんな冷凍ブロックが作れます。

左がシーフード・シチュー、右がポーク・カレーです。

 

冷蔵庫の冷蔵室は、冷気の流れを遮断しないように、あまり食品を詰め込みすぎてはいけないようですが、

冷凍室の方は保冷システムが違うのか、しっかり詰めても大丈夫なようです。

そこで、空間をムダにしないよう整理して冷凍保存したいのですが、タッパウエアーなどで保存すると、案外

カサ高くなってしまいます。

 

上のような冷凍ブロックにすると、かなりの容量なのにコンパクトに保存でき、しかも、形状からお分かりの

ように、サクッと折って、一食分だけ調理したりできるので、かなり重宝します。

 

では、カレーを実際に冷凍ブロックにするまでを、見ていきます。

画像は、Toolbarのストックポット4.5ℓです。とても便利な深鍋ですが、残念ながら現在販売されていません。

右にのっている大きなスプーンは、貝印のO.E.C.パワースプーンで、これは大変なスグレモノです。

大型のお玉程度の分量の汁プラス具物を、スプーンの形状を利用して、ねらった場所に微妙に盛り付けができ、

今回は、アルミバットの隅までカレーを分け入れるのに、威力を発揮します。

 

カレーは画像に2ℓほど見えますが、別の鍋に1ℓあり、全部で3ℓ分を、5つのアルミバットに分けて冷凍します。

 

ヨナデンは、カレーを作るときは、これ位の分量は平気で作ります。肉や野菜が安い時に仕入れられるし、

大量に作った方が美味しいし、それに、ガムラマサラだカルダモンだって香辛料を色々試したりできるのは、月に

一度の休日くらいですから‥。冷凍後は、元々カレー好きなので、毎週けっこう消費して一ヶ月で無くなります。

 

休日の午後から調理を始めるのは、もう一つ意味があります。嫌気性の細菌であるウェルシュ菌による食中毒の

予防です。玉ねぎやニンジンなどの根菜類には必ずいるとされるウェルシュ菌は、芽胞状態では100度以上の

加熱でも死なず、ちょうど、『一晩置いて美味しくなった』頃の酸素の欠乏した状態のカレーの鍋底で、大量繁殖

すると考えられます。だから、午後作ったカレーは夕食で楽しんで、残りはサッと冷凍してしまうのが一番です。

 

まず、6号のアルミバットを並べ、今回の主役、DIYで作った『仕切りバー』を中央に置いていきます。

この仕切りバー、なんでもないアイデアですが、後で敷くラップが回り込みやすく、冷凍後外れやすく、ブロックを

折りやすく、しかも折るまでは割れないブロックの厚みを確保する、この断面にするまで、試行錯誤しました。

 

 

 

 つぎにラップを敷いていきます。ここで、ちょっとしたコツです。ラップの手前側の余分幅を、アルミバットの長辺より

長くしておくこと。こうしておかないと、折りたたんだ時、ラップの端が、カレーの中に入り込み、後で解凍する時、

ラップがキレイにはがれてくれません。 さきほどのパワースプーンで、具を等分にして、端々まで流し込みます。

 

 

 

このエントリー、1回完結にするつもりでしたが、 またまた長くなっちゃいました。

タイトルを『折れ線つき冷凍ブロック 1 』にします (^_^;)

この後、『五目御飯の素・冷凍ブロック』の場合のちょっとしたコツなどありますので、次回完結で。

 
 
 

  『折れ線つき冷凍ブロック 2 』 (冷凍編: 冷蔵庫での冷凍法と五目御飯の場合のコツ)

  『折れ線つき冷凍ブロック 3 』  (冷凍ブロックのレパートリー5種を料理例とともに一挙公開)

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