シューツリーを使う
2013年5月のスケッチは、シューツリー(シューキーパー)です。
革靴の型崩れや反りを防いだり、靴の甲や踵(かかと)部分のシワを伸ばす役割のシューキーパーですが、
木製のものはシューツリーと呼ばれ、吸湿等の機能性とちょっとクラシックな姿から愛用者が多いようです。
今回は、そのシューツリーの使い方について、Q&A形式で備忘録的にメモしていきます。
シューツリーを入れたまま、
靴を保管しておいていいの?
シューツリーの使い方は色んな考え方があり、『入れっぱなしは良くない。1日入れたら外すべき。』
という意見もあれば、『入れたままでOK。それで問題になったことは無い。』という意見もあります。
そこで、『サイズに無理のあるシューツリーを臨時に使ったりするのでなければ、次に履くまで
入れっぱなしでも、特に問題はない』という意見を、ヨナデンは採用しています。
靴を脱いだ時にそのまま
シューツリーを入れていいの?
これも意見が分かれ、『汗を閉じ込めるので、汗がある程度蒸発した翌日に入れるのが良い。』、
『むしろ汗が蒸発する時こそ靴が変形しやすいので、脱いで湿気がある段階でシューツリーを入れる
ことは理にかなっている。』などの考え方があります。ヨナデンの場合は、後者を採用。
靴ごとにシューツリーを大体そろえてしまったので、シューツリーを入れて保管しないと、クツ箱に
入らないというスペース的な事情もあります。
バネ式・ネジ式のシューツリー
どっちがいいの?
バネ式とネジ式(固定式)の差はテンションを微調整できるかどうかの差で、①バネ式はスプリングに
よって、しっかりしたテンションを維持できるかわりに微調整ができないので、強すぎる場合にかえって
靴に負担をかけるトラブルもある。②ネジ式は微調整ができるが、固定式なのでテンションは弱い。
そのかわり、マッケイやデッキシューズなどでも安心して使える。などの長所・短所があるようです。
ヨナデンは、ネジ式のタイプですが、選んだ理由は、真鍮のネジと踵の丸いツマミがクラシックな感じで
見栄えがよかったからで、まったく機能的な根拠はありません(^Д^;)
シューツリーを用意すれば
靴のメンテは万全?
実は、これが自戒の意味をこめて大切なことですが、シューツリーは靴のメンテナンスの一部であって、
その前後の靴の手入れこそが重要です。ヨナデンのように靴を脱いだらシューツリーに入れるだけで、
ろくにブラッシングもしないというのはダメダメということです(^Д^;)
それで、ちょっと気をつければできる注意点をメモしておきます。
◆気に入った靴でも、同じ靴を翌日も続けて履かない。
最低1~2日シューツリーに入れて休ませる。
同じ色を定番にしたい場合は、2~3足、高価~安価な
ラインナップで履き替えると、結局長持ちして経済的。
◆靴の踵(かかと)部分は傷みやすい。シワシワになると
後ろから見て見苦しいし、踵部の月型の芯地がヘナヘナ
になると、靴の寿命が急激に短くなって超不経済。
だから、履くときは靴ベラを必ず使う。
指でギュッと入れてつま先トントンは厳禁。
◆靴墨による靴磨きは頻繁にしなくていいので、ブラッシング
を欠かかさないようにする。それで少々の汚れは取れる。
その時に靴の状態をチェックすれば、靴は長持ちする。
◆靴の紐(ひも)はいったん結ぶとそのままにしがち。
履きやすいようにユルめのままにすると、靴の中で足が
グラつき、だらしない歩行&靴底へのダメージという二重の
リスクあり。めんどくさくても、きっちり靴紐を結びなおす。
以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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