市販の発芽玄米 食べ比べ
【4/20更新しました。新たに2種追加。評価をわかりやすく修正しました。】
自家製の発芽玄米を、毎日食べながら、
たまに市販のパック入りの発芽玄米も試食しています。
発芽器を作ったことで、『メンドクサイこと好き』という誤解を受けやすいのですが (^_^;)
安くて・美味しく・安全な発芽玄米が手軽に買えるのなら、それはそれで便利だと思っています。
ということで、スーパーなどで手に入る5種類の市販発芽玄米を食べ比べてみました。
自家製発芽玄米(市販品評価のための比較用)
玄米:天日干し特別栽培米(農薬・化学肥料不使用、放射能検査済。10kg単位でネットで購入)
約550円/1kg換算
発芽方法・炊飯方法などは、
『発芽玄米を毎日食べる 1 』と『発芽玄米を毎日食べる 2 』をご覧ください。
評価は、①白米に近い度、②玄米に近い度、③穀物の香ばしさ(熟れたトウモロコシの様な香ばしさ)、
④炊飯時の粒立ち度、⑤適度な固さ度、⑥また食べたい度(美味しさ)を、5段階評価しました。①②は点数が
高いほど良いということではありません。以降、全て、発芽玄米:白米の配合を、2:1にして評価しました。
現在、一番満足している自家製発芽玄米の評価は以下のとおりです。
くらしモア 『発芽玄米』 ウエットタイプ 120g×5袋
秋田県産『あきたこまち』を発芽後アルファ化処理してレトルト状にパックした半生タイプ。
約920円/1kg換算
これは、レトルト状のパックに入っていますが、このままボイルするわけではありません。
パックから出して水洗いするように説明があるのですが、塊が固着していてキレイに粒にならず、ボロボロと
細かく砕けてしまいます。半生なので、あまり水に浸けると表面がベチャベチャするし‥。
炊いてみると、案の定、粒の外側がちょっと溶けたようになって、白米との相性もイマイチ。
半生タイプは炊き方に工夫が要りそうです。味は玄米に非常に近い感じ。
FANCL 『発芽米』 ふっくら白米仕立て 2kg
発芽玄米を5分つき(糠層を5割程度削る)にして、白米に近い外観・食感にした商品。
約760円/1kg換算
発芽玄米の老舗ファンケルの比較的新しい商品だと思います。
糠(ぬか)層を半分削ってあるので、ミネラルやビタミンなどの有効成分が普通の『発芽米』より
若干少なくなっています(ファンケルの解説ページ)が、その分、ほんとうに白米に近い!
上の右画像のように、1/3入っている白米と見分けがつきません。
発芽玄米の香ばしい感じはしませんが、発芽玄米が苦手だけど発芽玄米の栄養は摂りたい人
にはおすすめかも。また、刺身などのおかずで、どちらかというと白米で食べたいけど、発芽玄米
も食べたいという欲張りな場面でも重宝します。
大潟村あきたこまち 『発芽玄米』 無洗米 1kg
農薬・化学肥料を制限した特別栽培米を『米ヌカ醗酵肥料』で育てたビタミン強化米。
約980円/1kg
今回比較した5種類の中で、一番、自家製発芽玄米に近い味がしたのが、これです。
炊飯時の水加減が難しく、今は若干固めに炊けますが、それでも自家製発芽玄米が無理な時に
代用に食べてもよい美味しさです。ただ、値段が自家製の2倍近くかかるのが難点ですが‥。
くらしモア 『発芽米』 700g
ニチリウ(日本流通産業株式会社)とファンケルの共同開発による発芽玄米。
約711円/1kg換算
パッケージはファンケルオリジナルの『発芽米』とほぼ同じですが、
裏面の成分表示が微妙に違うので、玄米の産地などが違うのかもしれません。
白米仕立ての発芽米より穀物の香ばしい風味が増すかと期待しましたが、
あまり感じませんでした。むしろ玄米の味に近くなった感じ。
食感は、白米仕立てより噛み応えがありますが、パッケージにあるような
『プチプチ食感』というほどではないかも。冷めてもそれほど固くならず食べられます。
トップバリュ 『発芽玄米』 500g
イオンのプライベートブランド『トップバリュ』の発芽玄米。
約796円/1kg換算
クセのない、あっさりした味わいですが、穀物の香ばしさも少し感じられます。
今回の5種類の中では、『大潟村あきたこまち』の次に自家製発芽玄米に近い感じがしました。
炊上り時にはカニ穴がいくつも見られ、粒立ちや食感も合格点を与えられます。
コストパフォーマンス的に優れ、それなりに味わえる発芽玄米だと思います。
『発芽玄米に合う献立5選』 (どれも美味しい超オススメの献立。ご飯が進む進む)
『発芽玄米を毎日食べる 1 』 (DIY発芽装置で24時間で玄米→発芽玄米に)
『発芽玄米を毎日食べる 2 』 (発芽玄米の洗い方から炊飯方法まで詳細に解説)
『宙に浮く曲げワッパのオヒツ』 (オヒツが汚れない台『オヒツ・パレット』の秘密)