もうDIYでいいよ。

自分応援歌 『タイタニウム』

先日、飛行機の音楽プログラムで、最近リリースされた『タイタニウム(titanium)』

という曲を聴いて感動してから、ちょっと知ったことがあって、今回はその話。

 

最初に聴いた曲は、マレーシア出身のシンガー、シェネルがフィーチャーされて

歌っているバージョン(2013年)ですが、元々は、フランスのDJ・プロデューサーの

David Guetta(デヴィッド・ガッタ)が、オーストラリア出身のシンガー Sia (シーア)を

フィーチャーして2011年にリリースした楽曲。下がそのPVです。

このPVは、スピルバーグの映画『SUPER8』で好演した子役俳優の Ryan Leeが、

警察に追われる超能力を持った少年役で登場していて、まるでSF映画の予告編の

ような演出がされています。

 

この曲を聴いてみると、印象的な歌詞の部分があります。”Fire away, fire away”と

言葉を重ねていく部分と、”I am Titanium”と叫ぶようにキメる部分です。

下の英語歌詞のグリーンの個所です。

 

You shout it loud
But I can’t hear a word you say
I’m talking loud not saying much
I’m criticized but all your bullets ricochet
You shoot me down, but I get up

I’m bulletproof, nothing to lose
Fire away, fire away
Ricochet, you take your aim
Fire away, fire away
You shoot me down but I won’t fall
I am titanium
You shoot me down but I won’t fall
I am titanium

Cut me down
But it’s you who have further to fall
Ghost town, haunted love
Raise your voice, sticks and stones may break my bones
I’m talking loud not saying much

I’m bulletproof, nothing to lose
Fire away, fire away
Ricochet, you take your aim
Fire away, fire away
You shoot me down but I won’t fall
I am titanium
You shoot me down but I won’t fall
I am titanium
I am titanium
I am titanium

Stone hard, machine gun
Fired at the ones who run
Stone hard as bulletproof glass

You shoot me down but I won’t fall
I am titanium
You shoot me down but I won’t fall
I am titanium
I am titanium
I am titanium

 

この歌詞の日本語訳を探してみましたが、webには完全なものがありませんでした。

それで、意訳ながら自分で訳してみました(^Д^;) 上と同じ個所をグリーンにしています。

 

僕を傷つけようと叫んでも、
君の声なんて一言だって聞こえないよ。
僕は話すべきことはハッキリ話しているんだよ。
クドクド言うことはしないだけ。
言葉の弾丸を撃ってきても、君の弾はみんな跳ね返すさ。
僕に打撃を与えても、負けはしないさ。

 

僕に弾なんか効かない。何ひとつ傷つかないさ。
撃ってみろよ。さあ、撃ってみろよ。
外れ弾だよ。それで狙っているのかい。
撃ってみろよ。さあ、撃ってみろよ。
僕に打撃を与えても、負けはしないさ。
僕のこころはチタニウムのように固いから。
僕に打撃を与えても、負けはしないさ。
僕のこころはチタニウムのように固いから。

 

僕を切って捨てようとしても、
人々から捨てられ、
呪われた愛にどんどん堕ちていくのは
君の方なんだよ。
君が声高に訴えれば、僕は棒や石で叩かれて、
体の骨が折れてしまうかもしれないけど。
僕は話すべきことはハッキリ話しているんだよ。
クドクド言うことはしないだけ。

 

僕に弾なんか効かない。何ひとつ傷つかないさ。
撃ってみろよ。さあ、撃ってみろよ。
外れ弾だよ。それで狙っているのかい。
撃ってみろよ。さあ、撃ってみろよ。
僕に打撃を与えても、負けはしないさ。
僕のこころはチタニウムのように固いから。
僕に打撃を与えても、負けはしないさ。
僕のこころはチタニウムのように固いから。

僕のこころはチタニウムのように強いから。
僕のこころはチタニウムのように強いから。

 

石のような固さ。
逃げる人を容赦なく撃つマシンガン。
石のような固さ。
防弾ガラスのような。

 

僕に打撃を与えても、負けはしないさ。
僕のこころはチタニウムのように固いから。
僕に打撃を与えても、負けはしないさ。
僕のこころはチタニウムのように固いから。

僕のこころはチタニウムのように強いから。
僕のこころはチタニウムのように強いから。

 

(『Titanium』試訳:ヨナデン・ロクタ)

 

この訳からもわかりますが、『タイタニウム』は、実は超前向きソングなんです。

 

迫害(イジメ)を受けている主人公が、自分への攻撃に断固立ち向かう決意をあらわした

過激ともいえる歌詞で、その際、凹むことのない心の強さのメタファーとして登場するのが

タイタニウム(金属のチタンのこと。チタニウムともいう)なんです。

 

この前向きな歌詞と切なく美しいメロディラインがあいまって、2011年のリリース以来、

YouTube上には、プロ級・準プロ級のカバーが続々 UP されていて、

さながら Titanium の大合唱の様相を呈しています。

その中から選りすぐりの3曲をご紹介します。

 

Titanium (Sam Tsui & Kurt Schneider cover )

Sam Tsui(サム・ツイ)は中国系アメリカ人のシンガー。1989年生れ。
2011年イェール大学卒。Kurt Schneider(カート・シュナイダー)は
1988年生れのミュージシャン・ビデオエディター

 

Titanium (Boyce Avenue acoustic cover)

Boyce Avenue(ボイス・アベニュー)はアメリカ・フロリダ出身の3兄弟
Alejandro, Fabian, Daniel Manzanoによるバンド。ハーバード(Daniel )・
フロリダ(Alejandro, Fabian)大学卒という高学歴バンドでもある

 

Titanium / Pavane ( The Piano Guys cover)

The Piano Guys (ザ・ピアノガイズ)は、Steven Sharp Nelson(チェロ)、
Jon Schmidt(ピアノ)を中心とした5人ユニット。2人の演奏の素晴らしさ
もさることながら、YouTube 動画の映像美に圧倒される

 

 

『NAVERまとめ』(外部サイト)記事
タイタニウム・カバー曲を10曲紹介している。
  『名曲:タイタニウム発表から2年。YouTubeに広がる歌声…私は負けない。チタンのように強いから…』

  『Goosehouseのカバーを聴く』 (Gooseを始めて知った時のカバー曲達を紹介)