もうDIYでいいよ。

日曜に行く合羽橋 1

 

上の画像、ちょっと洒落たお店ですが、場所はなんと浅草・合羽橋(かっぱばし)商店街。

100年以上の歴史を誇る調理用具の老舗・釜浅商店です。

今回は、日曜日も営業している合羽橋のお薦め店を紹介します。

 

東京浅草の合羽橋道具街は、素人でも本格的なキッチン用品が手に入る日本屈指の商店街

として有名ですが、本来はプロ御用達なので日曜日は営業していないという印象があります。

でも、最近は、そうでもないんです。

 

東京合羽橋商店街振興組合のサイト 『かっぱ橋道具街』のQ&A に、こんな説明があります。

なんだ、やっぱり、7割の店は閉まってるじゃん!! と思うかもしれませんが、

ヨナデンの印象では、この7割のお店には、ホントにプロ用の厨房機器専門店が入っていて

一般的なキッチン用品の小売店だけを見ると、4割程度のお店は開いているような気がします。

そして、日曜日に2~3時間ショッピングするのであれば、開いているお店だけで充分見ごたえ

があると思います。

 

つまり、日曜日は、こんな感じでシャッターが降りていて、閑散とした区画もあれば、

 

人が結構集まってショッピングを楽しんでいる区画もあるという雰囲気です。


(珈琲用品専門店『ユニオン』から南方向を見る。
ユニオンは、 『実感比較!道具街(東編)』 参照)

 

では、以下、具体的に日曜日営業のお店を紹介していきましょう。

 

なお、各店は、2013年6月にヨナデンが現地で日曜営業を確認しましたが、

将来にわたり日曜日に営業するとは言い切れません。

目的のお店がある場合は、合羽橋を訪れる前に必ず開店をご確認ください。

また、合羽橋道具街は、午後5時頃には閉店する店がほとんどです。

午後遅く訪れると、ショッピングの時間が限られますのでご注意ください。

なお、最後に地図を付けましたので、大体の位置の参考にしてください。

 

 

キッチンワールドTDI (←link)

TDI は、このショップの運営会社である『東京直輸入センター株式会社

(Tokyo Direct Import Center)』の略称。かなり広い店内に、柳宗理・

staub(ストウブ)・LE CREUSET(ル・クルーゼ)・野田琺瑯などをリーズナブル

な価格で展開。特にヨナデンお薦めは、野田琺瑯商品の素晴らしい充実ぶり。

 

 

犬印鞄製作所 (←link)

犬印鞄製作所(いぬじるし・かばん・せいさくじょ)は、昭和28年(1953年)創業

(商標登録)の帆布(はんぷ)製鞄の老舗。浅草1丁目店が2012年12月に合羽橋に

移転、まだオープンして半年の新店舗。 浅草寺近くの2丁目店に工房があります。

下左画像の上の赤いトートバッグは、ハローキティとのコラボ商品。

 

 

犬印鞄製作所の右隣が1923年創業の

これまた老舗の『かまた刃研社』。

両者とも歴史はあるが、店舗デザインは

そろってシンプル・モダン。

中央のスタッフは、後で紹介する釜浅商店

と同じく包丁研ぎの実演をされています。

 

 

 

 
 

 

飯田(iida)(←link)

飯田も大正元年から続く歴史ある調理器具専門店です。

アルミやステンレス・バットの種類が多く、今はレイアウトが変わりましたが、

店舗2Fに縦長タイプのアルミ・バットが揃っていて、下画像の発芽玄米器

←『発芽玄米を毎日食べる 1 』 )のトレイとして購入した記憶があります。

 


飯田の6代目にあたる飯田結太 氏のブログ、

『こちら合羽橋の料理道具屋6代目飯田結太

のブログ』←link  によると、日曜日営業店舗は

やはり全体の4割程度だそうです。

 

その4割の日曜営業店の中でも、この飯田を中心とした区画、すなわち合羽橋

交差点から南に2ブロックほどは開いている店が多く、日曜に最も賑わう区画の

一つです。店名でいうと、北から珈琲専門店『ユニオン』、『三木商店』、『飯田』、

和食器の『小松屋』、洋食器の『キャニオン』、『ミノチヤ・キッチンセンター』、

そして道路を挟んで向かい側の『釜浅商店』などです。

 

 

 

釜浅商店 (←link)

釜浅(かまあさ)商店は、初代・熊澤巳之助が『熊澤鋳物店』として明治41年に創業、

2代目・熊澤太郎が”浅草一番の釜屋”を掲げ、昭和28年に現在の『釜浅商店』に屋号を

変更。2011年、4代目・熊澤大介 氏は釜浅のブランドコンセプトを体現する大規模な店舗

リニューアルを行いました。担当したのは『エイトブランディングデザイン』(西澤明洋)と

『KAMITOPEN』(吉田昌弘)。このリニューアル・デザインは話題となり、2011年の数々

のデザイン賞を受賞しました。

現在、釜浅商店では、『SHOPPING NIGHT』というイベントを月2回行っており、閉店時間

を午後9時まで延長、顧客に夜のショッピングを楽しんでもらう趣向で、午後5時には閉店して

夜は寂しくなってしまう合羽橋に新しい風を吹き込んでいます。

 

 

 

以上、日曜日営業の合羽橋のお薦め店舗をご紹介しました。

次回は、『白い食器を求めて、日曜日の合羽橋を歩き回る』 というテーマで、

日曜も楽しめる合羽橋のお店を、もっと紹介します⇒『日曜に行く合羽橋 2 』

それから、大阪なんば千日前の道具屋筋商店街と比較した記事もありますよ。

『実感比較!道具街(東編)』 

『実感比較!道具街(西編)』 

最後まで読んでくださってありがとうございました。


  『日曜に行く合羽橋 2 』 (シンプルでリーズナブルな白い食器を探して日曜の合羽橋を歩く)

  『浅草おやつ3選』 (浅草の『ぶどうパン』・『サバリン』・『芋ようかん』)

  『隅田川テラス・橋めぐり』 (隅田川に架かる橋、両国橋から勝鬨橋までご紹介)

  『実感比較!道具街(東編)』 (東京浅草近くの合羽橋道具街を詳しく紹介)

  『実感比較!道具街(西編)』 (大阪なんば千日前の道具屋筋商店街を詳しく紹介)

  『柱頭を愛でる 1 』 (3つの建物の美しいオーナメントを紹介)