もうDIYでいいよ。

ベッド机を高くする 1

 

今回はベッド用テーブルの話題です。

ベッドのサイドテーブルは、介護で必要な人だけでなく、健康な人にも根強い人気があります。

PCをベッドサイドで気楽に使いたい、エアコンのリモコン・メガネ・目覚まし時計などベッド周りの小物を

整理したい、簡単な食事ならベッドで食べたい、など、寝室快適派の要求に、いかにも応えてくれそうな

魅力があるからです。

 

だだし、自分が使っているベッドにピッタリのサイドテーブルを見つけるのは意外と難しく、ちょうどのサイズ

を見つけても、その後、ベッド本体を変えるなどの生活の変化で、テーブルの高さ調整をしても合わなくなる

ことがあります。

 

今回の記事では、ベッド用テーブルの種類による特徴や、高さ調整でも合わなくなった場合に、DIYで補正

することで、快適で安全に使えるテーブルとして再生させた例について2回に分けてお話します。

 


ベッド用テーブルの代表的な2タイプの
長所と短所を比較してみた

 

ベッド用テーブルには 、ベッドをまたぐように設置する『アーチテーブル』(門型テーブル・オーバーベッド

テーブル)と、片持ち(カンチレバー)構造のいわゆる『ベッドサイドテーブル』(コの字型テーブル)の2つの

タイプが主流です。

 

アーチテーブル(門型テーブル・オーバーベッドテーブル)

アーチテーブルは、ベッドに合わせて幅と高さの調整ができる組み立て式のスチールパイプ仕様のタイプが、

リーズナブルな価格で販売されています。

下で述べるサイドテーブルと同じような剛性の高いガス圧式のモノで数万円するスチールフレームタイプもあり

ますが、構造的に単純であるため廉価タイプでもある程度の安定性は確保されています。

 

 

ベッドサイドテーブル(コの字型テーブル)

ベッドサイドテーブルは、やはり片持ち構造という特殊性から、ある程度のテーブルの長さを希望するので

あれば上画像のような剛性の高いタイプがオススメです。組み立て式のスチールパイプ仕様のタイプもあり、

リーズナブルですが、キツメに体重をかけた時にヘタリがちで、テーブルが狭く作業性に難があります。

 

 


アーチテーブルは低い座高タイプと
高い座高タイプのモノがあるので注意

 

ベッド用テーブルは高さ調節できるので、『どれを選んでも自分のベッドにピッタリの高さにできるだろう』と、

思いがちですが、実はそうではありません。

例えばアーチテーブルの場合、低めのベッド高に合わせて作られたタイプと、高めのベッド高に合わせて

作られたタイプでは、調節できる高さの範囲が、まったく異なっているということもあるのです。

下のamazonで買える2つのタイプのアーチテーブルを比べて見ましょう。

タンスのゲン 介護用ベッドテーブル キャスター付き 伸縮式 高さ調節可能(幅:108~144cm /高さ:53~67cm) Licht リヒト 65090050BR
【サイズ】外寸:152x45x72cm /天板:90×45cm /重量:約14kg /耐荷重:約15kgc
【調節幅】幅:108~144cm /高さ:53~67cm
【中国製】【組立式】【キャスター付き】
伸縮式ベッドテーブル NK-512 ブラウン〔ベッドのサイズに合わせて高さ・幅が調節可能〕
【サイズ】W925~1450×D400×H710~995mm /重量:約7kg
【調節幅】幅:925~1450mm/高さ:710~995mm
【台湾製】【組立式】【キャスター付き】

実際、ベッドの高さというのは、布団で寝るのと変わらないような低いものから、足の不自由な方が立ち上がり

やすいよう、イスの座面より高いものまで様々です。ご自分のベッドに適したアーチテーブルを探す場合は、

実際に段ボール箱などをベッドの上に載せてシミュレーションして、それが床からどれほどの高さなのかを

測ってから吟味なさることをおすすめします。

 

 


上の比較図の左のタイプの脚部を220mmかさ上げして
右タイプの高めのテーブルのようにDIYで補正してみた。

 

上で登場した高さ調整幅が530~670mmのアーチテーブルは、ヨナデンがお世話になっている叔母上が

お使いのモノでした。今まで高さは合っていたのですが、最近マットレスの厚みを倍増したりして、最大高で

調整してもキツキツになってしまい、テーブルに乗せたノートPCが操作しづらくて困っておられました。

上の比較図の右タイプに買い換えてもよかったのですが、『使い慣れた今のテーブルを、DIYでかさ上げ

すれば、使えますよ!』と、ヨナデンの方から提案したのでした。

新しいベッド高でのテーブルの適切な高さをシミュレーションしてみると、大体220mmかさ上げすると

良いことがわかりました。

DIYで220mmのかさ上げというのは、簡単なように見えますが、こういう毎日使う家具で、体重をかける

可能性があるモノは、安全面で最大の配慮をしなければいけません。

特に、かさ上げ部材との接合部で、ずっと使い続けても以下のようなトラブルがないように必要があります。

 

ということで、かさ上げ部材の製作を始めました。

テーブル本体は実家近くの伯母上宅にあり、電動工具が無く、本体金属部に穴をあける作業などは一切

できません。

かさ上げ部材は、すべて東京のヨナデン宅で仕上げて、伯母上宅で最小の工具だけで接合する手順です。

 

このあたりの段階までは、結構、順調だったのです。その後、いよいよ取り付ける段階で予想外の工夫が必要

になりました。そのあたりの製作過程は、次回お話します。

 

最後まで見てくださってありがとうございました。

次回 『ベッド机を高くする 2 』 に続きます。

 

 

  『ベッド机を高くする 2 』 (高さが合わなくなったベッドテーブルをDIYで再生する話の後半)

  『バーミックスの弱点』 (バーミックスでコーヒー豆を挽いていますが‥)

  『窓枠に小さな棚を作る』 (窓枠利用で15cm幅の棚を作るだけで便利)

  『木ぐるみコンセントタップ』 (リビングの延長タップが見苦しいので‥)

  『浴槽のエプロンを外す』 (バスルームのニオイが気になる時は要チェック!)

  『フローリングの穴の修復』 (DIYのハウス・メンテナンスの定番)

  『歯ブラシのセカンドライフ』 (使用済みや新品で不用な歯ブラシの再利用法)